まず知っておきたい:定義は一つに統一されていない
一般的なプロジェクト管理では、縦にタスク、横に日付を置き、期間を横棒で示す図をガントチャートと呼ぶ例が広くあります。
一方、日本の建設・工程管理系の解説には、「バーチャート工程表は横軸が日付」「ガントチャート工程表は横軸が進捗率」と区別するものがあります。xGrapherやKANNAにも、この区別を採用した解説があります。
その一方で、JootoやITトレンドなど一般的なプロジェクト管理の文脈では、時間軸上の横棒をガントチャートとして説明しています。
2つの呼ばれ方を比較
| 確認項目 | 一般的にガントと呼ばれる形 | 建設系で別定義されるガント工程表の例 |
|---|---|---|
| 横軸 | 日付・週・月など時間 | 進捗率 0〜100% と説明される場合がある |
| バー | タスクの予定期間 | 作業の達成度 |
| 主な問い | いつ始めていつ終わるか | どこまで完了したか |
| 似た名称 | Gantt chart | ガントチャート工程表 |
実際の現場では、時間軸と進捗率を同時に持つツールもあります。そのため、この表も「すべての製品・現場が必ずこの定義」という意味ではありません。
迷ったら横軸を見る
もっとも簡単な見分け方は横軸です。
- 日付・週・月が並ぶ → スケジュール・時間軸を中心にした表
- 0〜100%など進捗率が並ぶ → 達成度を中心にした表
次に、バーが予定期間なのか、進捗の達成度なのかを確認します。
「バーチャート」という言葉だけでも判断できない
ガントチャート自体も横棒を使うため、「バーチャートだからガントではない」とは言えません。名称ではなく、何を可視化するための図なのかを見る必要があります。
特にツールを比較するときは、公式ヘルプや実際の画面で開始日・終了日・進捗がどのように表示されるか確認します。
どちらを使えばよい?
プロジェクト全体の日程を見たい場合は、時間軸へタスク期間を置く形式が分かりやすくなります。進捗率そのものを工程別に比較したい場合は、達成度を強く表す形式が向くことがあります。
一般的なガントの見方はガントチャートとは、進捗率を継続的に更新する方法はガントチャートで進捗管理する方法で整理しています。
建設向け工程表とは分けて考える
建設では、バーチャート、ネットワーク工程表、曲線式工程表など、業界固有の工程管理があります。この記事は用語の違いを整理するもので、施工管理そのものの工程表設計を扱う記事ではありません。
GanttFlowはどの意味で「ガント」なのか
GanttFlowでは、タスクの開始日・終了日を持ち、時間軸上に期間を表示します。進捗率と担当者もタスク情報として扱います。
したがってGanttFlowでは、一般的なプロジェクト管理で使われる「時間軸上にタスク期間を表示するガントチャート」という意味で表現します。